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こちらからどなたでも利用できる、skyradia.comの軌道計算機能についてご説明します。
月と太陽系の惑星の出入り時間や観測可能時間を確認できます。
仰角・・・水平線を基準とした上向きの角度
俯角・・・水平線を基準とした下向きの角度
薄明・・・日没後および日の出前に天空がうす明るい現象
薄明基準・・・これよりも太陽の高度が上回っている場合は薄明とみなす高度(ここでは俯角で設定、市民薄明=6, 航海薄明=12, 天文薄明=18)
観測可能時間・・・太陽の高度がが薄明基準を下回った位置に存在(空が十分に暗い)しており、天体の高度が観測基準より上回った位置に存在している(天体が出ている)時間(詳細設定で変更可能)
①最初のボックスに、計算したい日付を入力します。
②モードを選択します。1日を通した計算結果を確認したい場合は「一日」を、任意の時刻の観測可能天体を確認したい場合は「時刻」を、任意の時間(期間)の観測可能天体を確認したい場合は「時間」を選択します。
③ ②で「時刻」または「時間」を選択した場合、新しく表示されたボックスに時刻または開始時刻と終了時刻を入力します。
④デフォルトの定義を使い、計算における観測地が学校の天文ドームでよい場合、そのまま「計算」ボタンをクリックします。
詳細設定では、観測可能時間や基準高度の定義を変更したり、観測地を変更したりすることができます。一度計算を行うと、これらの設定はすべてデフォルトにリセットされるため、変更した内容を次の計算に持ち越すことはできません。
「一日」を選択している場合、「夜明け前を無視する」にチェックされます。
緯度、経度、GMTとの時差は学校の天文ドームの位置に合わせて正確に設定されています。
学校の望遠鏡に合わせて観測基準仰角は10に、一等星以下の天体の観測に合わせて薄明基準俯角は6に設定されています。
地平線を基準とした天体の出入り時間が知りたい場合・・・観測基準仰角を「0」にし、「空の明るさ(薄明)を考慮しない」にチェックをする
一等星ではない天体の正確な観測可能時間が知りたい場合・・・薄明基準俯角を「18」に設定する